私の育児、悩みの連続だった

現在、小学3年生と小学1年生の娘をもつ、鹿児島県在住の40歳主婦です。
育児エピソードということで、私自身、長女のことですごく悩んだ時期を語ってみたいと思います。
まず、一つ目は、産まれてからの時です。孤独感を感じていました。子どもはかわいいのですが、泣いているときに「おしめかな?授乳かな?暑いのかな?」と本通りのことをしても泣き止まず、ゆらゆらと腕をゆらしたり、部屋の中で歩いたりしてもあまり寝てくれず、寝たとしても、布団にそっとおくと、起きるという悪循環が続いていました。

里帰りをしていたのですが、両親は自営業で共働き、家事や子どものお風呂をしてもらっていたため、私自身遠慮して、「お願い助けて」ということをなかなか言えませんでした。両親は、そんな気持ちを理解して、気分転換に少しの外出など進めてくれたり、ご飯の時に、抱っこしてしてくれたりと、とても感謝しています。

里帰りから戻り、夫と子どもとの生活が始まりました。夫は、神経質なところもあり、寝室は別々でした。仕事も車で片道1時間程度かかる場所にあります。だから、睡眠不足になり交通事故にあっては行けないと、朝から夜まで、ほとんど私一人で育児に格闘していました。夫は、子どものお風呂に入れること、ご飯が作れなかった時には、作ってくれたりと助けてもらっていました。しかしこの時は、子どもが寝てくれないことに本当に辛くて、精神的に参っていました。

そんな時、救われたのは、鹿児島市が行っている新生児訪問で、月1回助産師さんや保健師さんが来ていただいたことです。毎回、身長、体重を計ってもらい、その後に相談ができました。毎回毎回、涙流しながら保健師さんに話をしていたことを今でも思い出します。

ある日、保健師さんから「夜に眠れないときには添え乳をして、お母さんも寝てもいいんだよ」とアドバイスいただきました。実際に、夜に添え乳をし始めて、そこからは私自身も子どももぐっすり眠ることができ、私の気持ちも安定してきました。
2つめは、長女が幼稚園の年中組になったときのことです。いままでは、長女は、元気に幼稚園に通い、楽しく過ごしていたのですが、年中組になった5月頃から急に「幼稚園に行きたくない」と泣きながら言い始めました。「なぜなのかなぁ?」と聴いてみると「私と離れたくない」ということでした。

母親分離不安が始まったのでした。成長の一つだと言われていますが、毎朝毎朝、長女が泣いたり、行きたくないと怒ったり、抱っこしてとずっと言ってきたりと、次女が1歳だったこともあり、こちらも大変で、いっぱいいっぱいでした。
バス通学でしたが、それをやめ、泣く長女を、車に乗せ、幼稚園に連れて行き、先生にお願いするまで、車の中で子ども番組のDVDを流したり、幼稚園の行事を楽しそうだねと話したりと気持ちを上げさせることが日課でした。毎回こんなやりとりが続くと、「私自身、母親失格ではないか、愛情不足ではないか」と思うようになります。また、行事など親が参加する時には、最後には子どもが泣き出して、先生方に抱っこされているところを見るのがとても辛かったです。

この時も、幼稚園の先生に相談にのってもらったり、鹿児島市が行っている育児相談に予約し、保健師さん助産師さん、専門の方と話ができ、「誰にでも起きること」「成長の一歩」等さまざまなアドバイスをいただいたことが、本当にありがたいと思いました。結局、年長の2学期まで続きましたが、3学期になり、長女自身が「バスに乗る」と突然言い出し、それから母子分離不安の問題が少し解決しました。
長女が小学1年生になり、小学校が家から歩いて約45分ぐらいのところにあるため、長女が不安を感じはじめ、次女を連れて朝早く20分から30分ぐらいの場所まで一緒に歩いたりと1年生の終わりまで続きました。私も次女も体力が結構つきました。
また、長女には念のために、鍵をランドセルに入れてもらっていて、どうしても長女が帰宅したときに私がいなかった場合には、それを使って開けることを伝えていました。鍵の開け方も練習していました。その時が来て、次女の幼稚園の行事が終わる時間が長女の帰宅時間に微妙に間に合わず、事前に分かっていたので長女に「家に入って、鍵をして楽しいテレビを見たりしていてほしい。10分ぐらいで帰ってくるから」と伝えていました。
しかし、実際に急いで帰ると、長女が玄関前に立ち、私たちが帰ってくるのを待っていました。やはり、一人でいるのが怖かったようです。まだまだ、少しのお留守番も難しい状態だと改めて思ったところでした。

3つ目は、子どもの体調面です。長女が小学校2年生になり、頭痛、腹痛、体の痛みなど頻繁に訴えることが多くなりました。そのたびに病院へ行き、検査をして「異常がない」と言われることが度々ありました。長女本人には悪いのですが、学校を休んでいるときの様子を見ると、そこまでたいしたことがないのでは?と思うこともあります。担任や保健の先生と相談しながら、学校生活でのストレスなどを考えながら現在も悩み中です。

子育ての悩みは、本当に尽きません。いまでも「これでいいのかなぁ」と悩みながら進んでいます。どん底になっていた自分が救われたのは、やはり周りの専門の方と話ができたことです。自分自身は、どちらかというと社交的ではないため、他のお母さん方に相談するといういうのができませんでした。だから、専門の方との出会い一つ一つが、貴重でした。
まだまだ、悩みは尽きませんが、長女が優しい思いやりのある子どもに育ってきて、楽しく過ごしている姿の見るのが私の幸せになっています。これからも、自分一人で悩まず、さまざまな方へ相談しながら頑張っていきたいと思います。

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